「REBOOT(再起動)」。

しばらく前のことになるが、ソニーマガジンズから出ている「REBOOT(再起動)」という雑誌の取材を受けた。

最近流行りの40代男性向け雑誌で、「REBOOT(再起動)」という名前のとおり、若かった頃のことを思い出し、身体も心も元気なうちに、ここらでもう一度、起動しよう!!という編集内容である。マーケティングジャンクションの吉澤さんに言わせれば「落とし前マーケティング」ということになるだろう。

僕が取材を受けたのは「創刊2号」で「ゴルフ」がテーマだった。僕以外には、スポーツジャーナリストの中西哲生さんやスタイリストの喜多尾祥之さん、タレントの石田靖さんが紹介されていて、それぞれの方にとって「ゴルフとは何か?」ということが語られていた。

さて、今日で8月も終わり、明日からは9月である。

僕にとっては、9月末でドリームビジョンを創めて1年半、人材紹介事業を始めて1年、44歳も半年が過ぎることになり、いろいろな意味で「節目」にいるような気がしている。

ここ数ヶ月は、公私共に色々なことを考えてきたが、僕はここ数日で、公私共に大きな意思決定をした。

「REBOOT(再起動)」というよりは、「シフトチェンジ(ギアチェンジ)」をしたという感じだ。

どんなことでも、大きな意思決定は、タイミングが重要である。自分の中で色々な想いが密になり、機が熟してきた気がしていた。半年後、あるいは、1年後、3年後に振り返った時、今このタイミングで大きな意思決定をしたことが転換点だったと思えるよう、毎日を大切にして行こうと思う。

ところで、今朝の日経新聞に、2008年度の国家予算の概算要求が掲載されていた。なんと、今年度を上回る額が、各省庁から要求されているという。

GDP(国内総生産)の「1.5倍」にもなる財政赤字を抱えているにも係らず、僕には全く理解できない。

政治家や霞ヶ関の官僚の皆さんには是非、大きな「シフトチェンジ(ギアチェンジ)」を期待したい。

間違っても、財政破綻で「REBOOT(再起動)」にならないように。

「生き方」にこだわる。

昨日は、僕が20代の頃にとてもお世話になった方を訪ねて、久しぶりに「秋葉原」へ行った。

約6年ぶりにお会いしたその方は、「三菱UFJニコス」というクレジットカード会社に勤務されており、同社が「秋葉原」にあるためだ。

久しぶりに降り立った秋葉原の駅は、とてもキレイになっており、また、駅前には真新しい高層ビルが立ち並んでいた。世の中の変遷を感じた。

三菱UFJニコスという会社は、その名前が示すとおり、いくつかのカード会社が統合されて出来た会社であるが、僕の知り合いの方が、その前身の会社のひとつで働いていた頃、一緒に海外出張に行ったことがある。さらに言えば、僕の妻の上司だった方でもある。そんなこともあり、僕はその方との縁を大切にしてきた。

実は、三菱UFJニコスには、もうひとり、僕が大変お世話になってきている方がいる。その方にも近日中にご挨拶に伺うつもりである。

ところで、一昨日、カレンQLife の山内さんと会ったことは僕のブログに書いたとおりだが、彼から、当社の「理念」に「生き方」という単語が含まれており、尚かつ、「企業理念」が「生き方」から始まっていることが、強く頭に焼き付いている、というメールを頂いた。

僕にとっては、とても嬉しいことだ。

確かに、企業の「理念」において、「生き方」という極めてパーソナルな言葉を含んでいるケースは稀だろうし、一般的には考えないだろう。でも、僕にとっては、必要不可欠な要素なのだろう。

「なのだろう」と書いたのは、山内さんにそう言われるまで、そのことを何も「不思議」に思っていなかったからだ。

僕は、何事にも、その人の「生き方」が色濃く表れると思っている。「仕事」にも「家庭」にも、そして、ゴルフにも。

すべては、その人の「価値観」が物事を決めているわけで、その価値観は当然のことながら、日常のありとあらゆる場面に表れていると思う。日常の何気ない一言で、その人の価値観を垣間見ることができる。

さて、今日のエントリーのテーマである「生き方」であるが、僕は「人の縁」「人の役に立つこと」「相手を尊重すること」、そして、「挑戦し続けること」「新しい価値を生み出すこと」「可能性に賭ける」ということを大切にして生きてきた。

その想いを「ドリームビジョン」という企業において、「事業」として具現化していきたいと思っている。

僕にとっての「Unfinished Business(終わっていない宿題)」である。

追伸:カレン&QLife の山内さんの「生き方」にも、熱いものを感じる。「類は友を呼ぶ」ということか?(笑)

ブレイクスルーの瞬間。

カレン&QLife 創業者の山内さんに昨日のことをブログに書いたというメールを送ったところ、早速、返事が来た。

ところで、ひとつ前のエントリーで紹介した「子供がブレイクスルーする瞬間」について書いた、山内さんのブログがある。読んでいて、とても心が温かくなるのを感じた。

http://blog.current.co.jp/archives/2007/08/post-286.html
http://blog.current.co.jp/archives/2004/08/post-46.html

「ゴルフと子育て」をネタをして、山内さんとは親しくなりそうな予感。

早速、彼とゴルフの約束をした(笑)。

「カレン」そして「QLife」 創業者の山内さん

何年ぶりだろうか? ブログマーケティングで有名な「カレン」の創業者であり、昨年11月に設立した「QLife(キューライフ)」の創業者でもある山内さんと久しぶりにお会いした。三軒茶屋にあるQLifeのオフィスを訪ねた後、ふたりで食事に行った。

実は、山内さんとは特に親しくしていたわけでもなく、お互いにネットバブル前夜にネットベンチャーを立ち上げた起業家仲間として、たまにベンチャー関連のイベントで顔を合わせるという関係だったが、彼が新たに立ち上げた「QLife」の事業内容にとても興味があり、久しぶりに会ってみたいと思っていた。

初めて訪ねた同社のオフィスは、とても質素で、いかにもベンチャーの創業期という感じがした。

「QLife」の事業内容は、「病院の評判(口コミ)」サイトの運営だ。

サービス開始からまだ1年も経っていないにも係らず、既に一ヶ月の訪問者(ユニークユーザー)が「約65万人」、登録会員数が「約10万人」のサイトに成長しており、「医療」という領域における「CGM」的ニーズの高さを雄弁に物語っている。僕も「登録ユーザー」のひとりで、彼らのサービス開始直後に登録した(笑)。

ところで、山内さんとは「子育て」と「ゴルフ」の話しで盛り上がった。

山内さんは現在42才���僕よりも2つ若い。お子さんが「3人」いらっしゃり、彼らとの触れ合いをとても大切にしている方だ。ビジネスと育児をとてもよくバランスされていて、素晴らしいと思った。

彼の話しで印象に残ったのは、「小学校(子供)のうちは、なまじ勉強が出来るよりも、『運動神経』が良い方が、友達同士の中での『コミュニケーション』が促進される」ということだ。

たしかに、自分が小学校の頃のことを思い出してみても、運動神経の良い子供は、クラスの中心的存在だった。

そんなこともあり、お子さん(上から、男男女)には、サッカー、ラグビー、水泳を習わせているという。最初は嫌がっていたお子さん達も、今では率先してそれらのことに打ち込んでいるらしい。その話をしている山内さんの顔が、とても楽しそうだった。筋金入りの「教育パパ」である(笑)。

もうひとつの話題の「ゴルフ」であるが、最近になって始めたらしい。

僕が片山晋呉選手のコーチ(谷将樹さん)に教わっている話しをすると、興味深く聞いていた。

また、僕のゴルフ(自他ともにゴルフのレベル=スコアが一段上がったと思えるまでに2年を要した)のことを題材にして、何事もブレイクスルー(結果が出る)までには長い時間がかかるという話しをしたところ、お子さんの水泳やサッカーも、ある瞬間に、それまでの努力が実り、ブレイクスルーが起こるという話しをされていた。

「地道にコツコツと【努力】を重ねる」ことが何にましても大切であるということを、再認識した夜だった。

久しぶりのETIC。その2:「自律力」

さて、日曜日はブログを書き終えた後、子供を連れて武蔵小山(目黒区)にある「林試の森公園」という公園に行った。元々は「林業試験場」だったところを民間に開放し、公園にしたところだ。「ここが東京?」と思うほど、大きな木がうっそうと茂っている。僕が子供の頃に好きだった「カブトムシやクワガタ」がいそうな雰囲気である。

この公園までは、バスで行った。子供を窓際の席に座らせて、外の景色を見せながら約15分ほどで公園の近くのバス停に着いた。

この公園に行こうと言い出したのは妻だが、目的は「じゃぶじゃぶ池」で子供を遊ばせることだった。先日の駒沢公園と較べると、こちらは売店もなく、ただただ自然があるだけで、とても素朴な公園だった。

さて、我が子であるが、駒沢公園と較べて水が冷たかったせいか?それとも、駒沢公園よりも大勢の人がいたせいか?(かなりたくさんの人だかりだった)、少々怖がってしまい、駒沢公園の時ほどアクティブに遊ばなかった。病み上がりということもあったのかもしれない。

ところで、昨日のエントリーで書いた「自律」ということだが、亡くなった父親から引き継いだ言葉でもあり、僕にとっては人生の座右の銘でもある「人生には勇気と自信が必要だ」という言葉に、数年前に追加した言葉だ。

経済的に「自立」することは、それほど難しいことではないと思うが、精神的に「自立」することは、人によっては簡単ではなかったりする。そして、自分で「自分を律する」ことは、それ以上に難しいことだと思う。英語でいうと、「discipline oneself(自己を律する)」と表現するだろうか?

一昨日のイベントで僕がこのことを話した背景には、今現在の自分自身が、まさしく「自律」を必要としているという事実がある。

そのことの例として、僕は僕が親しくしている、ある上場ベンチャー企業の創業者との会話を引き合いに出した。

彼はあるVCと一緒にベンチャー投資のファンドを立ち上げているが、久しぶりに彼と会った時、こんなことを言っていた。

「ファンドから出資したところは、そこそこ上手く行っているけど、自分から直接、入れたところは、概ねボロボロなんだよね・・・」。

要するに、元々は彼のお金でも、VCから資金が入っているところは、それなりの「緊張感」と「監視?体制」のもとで経営を行っているが、彼が自分のポケットマネーとして出資した先は、彼との人間関係に甘んじてしまうせいか、経営が甘くなってしまうということだろう。

その話しを聞いて、僕は自分の胸に手を当てた。

ドリームビジョンでは現在、何人(会社を含む)かの外部株主がいるが、そのいずれもが僕の個人的繋がりの株主であり、ややもすると、彼らの気持ちに甘えてしまい兼ねない。

僕は、自分を律するため、定期的に「株主向け事業報告書」を作成して送付したり、実際に株主報告会を開催しているが、それでも、心の中に彼らへの「甘え」がないかというと、そう言い切る自信がない。

しかし、外圧で自己を律するのでなく、「自分で自分を律する」ことが出来る人だけが、本当の高みに登っていけるのだろう。

スポーツの世界で言えば、大リーグで活躍するイチロー選手や松井選手、プロゴルファーの片山晋吾選手などの「一流」と言われる人たちは、例外なく「自律力」がずば抜けて高いと思う。

ビジネスの世界でも同じだろう。

「自律力」。

僕を応援してくれている人たちの期待に応え、僕にとっての「Unfinished Business(終っていない宿題)」をやり遂げるための大きなテーマである。

久しぶりの「ETIC」。

以前に熱を出した時も同じようなことがあったが、一昨晩、昨晩と、二夜連続で、子供が夜中に泣きじゃくった。

「だっこ、だっこ」とせがんだり、家の中のどこに行っても「あっち、あっち」と言い続け、尚かつ、「お父さん、嫌だ」と言って僕が抱こうとしても嫌がり、妻は夜中、子供と格闘し、体力的にも精神的にも相当に疲弊している。僕も、子供の泣きわめく声でおいそれと寝れるわけがなく、睡眠不足で身体が辛い。

妻が今朝、洗濯物を干しにベランダに出ようとする時に、「乗り切っていく自信がない・・・」とこぼしていた。無理もない。

僕は若い頃から将来は子供が欲しいと思っていたが、自分は我侭な人間で、子供のために自分のやりたいことを我慢することができないことを知っていたので、40才を過ぎるまで、子供をもうけることをしなかった。

体力的なことを考えれば、子育ては若い頃の方が良いのは間違いないと思うが、こうして、実際に子育てをしてみると、自分自身に対する判断は間違っていなかったと思えてくる。以前の僕だったら、おそらく、精神的に参ってしまい、会社の経営を続けることは出来なかったかもしれないし、家庭と育児を放棄して、よくあるパターンで離婚していたかもしれない。何事も「適齢期」というものがあるが、それは個人差があるように思う。

ところで、昨日はETICが主催するイベントに招かれて、パネルディスカッションのパネラーとして参加させていただいた。

コーディネターはETICの山内さん、ご一緒させていただたパネラーは、デジサーチ&アドバタイジングの黒越さん、オークセールの福島さんだった。

そのパネルディスカッションは、インターンに参加している学生の方々を対象として、仕事に対するモチベーションを高く維持し、大きな成果を出すために大切な「心構え・考え方」は何か?ということがテーマだったが、他のふたりの話しを聞きながら、僕自身も色々なことを考えさせられ、とても勉強になった1時間ちょっとだった。

ディスカッションの中で、山内さんからの「今までの人生で最も大切にしてきたことや大きな転機になったことは?」という質問があった。

僕は他のふたりの話しを聞きながら自問自答していたが、いくつか頭に思い浮かんだ中で、実際に答えたのは「自律」という言葉だった。

子供を散歩に連れて行く時間になってしまったので、この続きは、次回のエントリーで書こうと思う。

追伸:昨晩のことが嘘のように、子供は元気で遊んでいる。疲れているには親だけである。

「子供の発熱」と「親子の絆」。

昨日、子供が急に熱を出した。朝の時点では37度5分程度で、平熱か発熱かのボーダーラインだったが、その後、39度を超える熱が出た。そのことは、妻からのメールで知った。

保育園に連れて行ったものの、その時点で既に38度を超えていたようで、行きつけのお医者さんに連れて行ったところ、リンパ腺が腫れていると診断されたらしい。その後、処方してもらった薬を薬局で購入し、帰宅した後は、しばらく寝ていたようだ。

夕方17時前に、妻から今度は電話があった。

座薬を入れて一時は下がっていた熱が、まだ、ぶり返し、食欲がなくぐったりしているという。通常の食べ物は受け付けないので、何か食べられそうなものを作るためにスーパーに買い物に行きたいのだが、連れて行ける状況ではなく、また、ひとり置いていくわけにもいかず、出来たら、一度、帰って来てくれないか?という電話だった。

実は、17:30からラソナでMTGがあったのだが、社長の岡村に事情を説明し、まずは帰宅することにした。帰ってみると、たしかにぐったりとしていた。

何をするためだったかは覚えていないが、子供を抱きかあげたところ、急に嘔吐してしまい、僕の背中はドロドロになった。

妻が買い物に出掛けている間、子供をリビングに寝かせたまま、僕もソファーに寝転んだ。その前日、ドリームインテリジェンスのワークショップから帰ったのが遅かったので、寝るのが02時過ぎなり、睡眠不足で疲れていたせいか、ものの10~15分だろうが、うとうとしてしまった。

妻が買い物から帰った後、ラソナに行き、MTGに参加し、21:30頃に帰宅した。

実は、あることが気になっており、ここ数日間は心が重たい日が続いていたが、昨日は、さらに追い討ちをかけられたような気がした。さすがに疲れた一日だった。

話しは変わるが、今朝、恵比寿駅で電車を待っている際に、となりにいた女性が、「6歳にもなって、どうしてそんなに聞き分けがないの!!!」と、子供を叱り付けているところに遭遇した。どうやら、何かをこぼしてしまったらしいが、そのことでいつまでも駄々をこねているようだった。電車に乗り込んだ後も、その子が駄々をこねていて、母親が「いい加減にしてよ」と言っていた。

以前の僕だったら、「なんて我侭な子供&躾がなっていない母親なんだろう?」と思い、間違いなく機嫌を損ねていたと思うが、まがりなりにも父親になった今は、その母親の気持ちも子供の気持ちも理解できた。

何気ない日常のふれあいから、「親子の絆」が出来ていくように思う。

ところで、昨日から、藤原正彦氏の「国家の品格」というベストセラーを読み始めた。購入したのは随分と前のことだが、いわゆる「積読(つんどく)」状態になっていた。

実は、他にもたくさんの「積読」状態の本があるが、「若者はなぜ3年で辞めるのか?」とかいう本と「国家の品格」のどちらを読もうか?と一瞬、考えた。

何となく、今の僕にとっては「国家の品格」の方が得るものが多いような気がして、こちらを選択した。

彼はその著書で、「論理と合理」ではなく、日本古来の「情緒と形」が重要だと説いている。

まだ、最初の数ページしか読んでいないが、なんとなく理解できそうな気がしている。

追伸:数週間ぐらい前からだが、子供が機嫌が悪くなると、「お父さん、あっち」と言って、僕を嫌がるようになった。機嫌が良いときは遊んでくれとせがむのに、正反対のことを言う。妻に言わせると、昨年は毎週火曜日の夜は僕が保育園に子供を迎えにいき、そのまま一緒に過ごしていたが、今年になってからは、夜、一緒に過ごすことがないことが、原因のひとつではないか?とのことだ。心理学的にも関連があるらしい。