父の命日。

4月4日は、父の命日だ。人が亡くなった日を「命日」と呼ぶのは意味深い。

父が亡くなってから今日でちょうど20年になる。父は、桜の咲く季節(4月27日)にこの世に生を受け、桜の咲く季節に亡くなった。

僕が生まれ育った福島県郡山市は東京から200キロほど北にあり、当時は今ほど地球が温暖化していなかったこともあり、ゴールデンウウィーク直前が桜の季節だった。

父からは多くのことを学んだ。

最近になってよく想うことは、もし、今、父が生きていたら、僕の生き方を何と言うだろうか?ということと、僕の妻と気が合うだろうか?ということだ。

一昨日のブログにも書いたが、結婚というのは本人同士の問題だけではなく、双方の家族の問題であることを自分自身の経験から学んだ。でも、間違いなく、どんなことがあっても、孫のことは可愛がってくれたと思う。

僕は15才の時に母を亡くし、24才の時に父を亡くした。母は45才、父は55才だった。そのせいか、同年代の人達よりも「死生観」というものが発達したように思う。

こうしてブログを書いていることにも幸せを感じられるのは、両親を早くに亡くしたことと無縁ではないと思う。

話しは変わるが、山手線の中で見た「ADIDAS(アディダス)」のコマーシャルが印象的だった。

辛い時期は必ずやってくる。でも、それを乗り越えるということが大切なんだ」。by デイヴィッド・ベッカム

そのことの「本質」を理解できる人は、「困難(辛い時期)」を乗り越えたことのある人だけだと思う。