久しぶりの「池尻大橋」と最後の「スピーチ」。

昨日の夕方、インタースコープにある書類を届ける必要があり、久しぶりに「池尻大橋」の駅に降り立った。

経営から身を退いた後も、インタースコープに週に1度は行っていたが、池尻大橋の「駅」に行くことはなかった。

地上に出て、池尻大橋の商店街をインタースコープに向かいながら、この7年間のことを思い出した。

目黒川沿いの「桜」は、あと1ヶ月もすると、本当に見事な花を見せてくれる。中目黒に住んでいた頃は、爽やかな季節には、毎朝約20分の距離を、目黒川沿いを歩いて通勤した。

今朝は、顧問として最後の仕事をしに行った。

その後、全社でのMTGがあり、みんなの前で、僕にとっては「最後のスピーチ」をした。

たった4人で始めた会社が、立派になったなあと思い、何とも言えない想いにかられた。

資金繰りがショートし、ナケナシのお金を会社に貸しつけていた頃が、今となっては懐かしく思える。あの頃は、本当に大変だった。

僕が話したことは、ふたつ。

「お金」があることと、経営が「安定」していることは、とても幸せだということ。

そして、そういう会社になっても、自分たちで何かを「創り出す」こと、イノベーションを忘れないこと、それが大切であるということ。

そのふたつである。

何かを成し遂げようとすると、人生はあまりにも短い。

毎日を大切にして生きていって欲しい。

子供ができたせいか、その想いがより強くなった。

追伸:何人かの方がメールをくれた。とても幸せなことだと思った。