針葉樹の森。

針葉樹の森。それは「厳しさ」の中で、じっとチャンスを待つ、「耐える文化」の象徴のような気がする。

父親が生前、東北出身の人間のことを「辛抱強い」と説明していたことがある。先月の上旬、初めての「八戸」に向かう新幹線の窓越しに外の景色を見ながら、そんなことを思い出した。

ところで、今年のバレンタインデー(2/14)は「新宿御苑」の某所にて、大谷さんとふたりで、経済界のある重鎮の方に対して「八戸プロジェクト」のプレゼンをしていた。

自分でも理由は分からないが、なぜか、「八戸をシリコンバレーにする!!!」というチャレンジに関して、ロマンチックなものを感じている。

インターネットリサーチ業界を創ってきたのとは違って(それも大変な仕事だった)、言うほど簡単なことじゃないし、果てしない道のりであることは重々承知しているが、不思議と、自分の中に「静かな力」が生まれてきているのを感じている。

10年後に、「ソーシャルアントレプレナーとは、あいつらのことだ」と言われたら、この上ない幸せである。

追伸:ちょうど5年前の「2002年2月13日」、当時のインフォプラントのオフィス(新宿御苑)で、インターネットリサーチ研究会の設立準備会議を開催した。不思議な縁を感じる。