静かな心、忍の心、最後の5分。

今日のタイトルは、僕が昨年の自分に言い聞かせていた言葉である。

「静かな心」というのは、プロゴルファーの宮里藍選手が言っていたもの。「無心」「無欲」で「自分のショットを」打つということだろう。

「忍の心」と「最後の5分」というのは自分で考えたものだが、明治神宮に参拝する度に引くおみくじに書いてあったことをベースに自分へのメッセージにした。

ところで、昨日の日経新聞の夕刊に「安田暎胤(やすだえいいん)」という仏教家(宗教家)の方のインタビュー記事が載っていた。

健やかに生きるには、「5つの心が大切である」と説いている。

「感謝の心」「思いやりの心」「敬う心」「赦す(ゆるす)心」「詫びる心」の5つだそうだ。

その中でも、「赦す(ゆるす)心」「詫びる心」が難しいと言っている。たしかにそう思う。そして、人を赦すことができれば「自分の心を解放し、心の安らぎを得る道」につながると説いている。

1971年のことらしいが、松下幸之助さんが、安田暎胤さんの兄弟子のような存在だった方の講演を聴き、「経済の調子はええが、心の教育が足りません。一肌脱いでくれませんか」と頼みにきたらしい。

また、三木武夫元総理は、「法律という網を作って不正や悪事を防ぎ、健全な社会を築くのが政治家の仕事だが、どうしても『網の目』をくぐろうとする者が出てくる。宗教家は網の目をくぐらない人間を育てて欲しい」と言われたらしい。

僕は「物欲」もあるし「経済的成功」を収めたいと思うし、「名誉欲」もある。

でも、そういう「心」を忘れないで生きていきたいと思う。

追伸:今年の「言葉」を考えていなかった。これを機に考えようと思う。