選択と集中:「リンクアンドモチベーション」と「オーディーエス」。

今日の夕方、アポイントから会社に戻ると、リンクアンドモチベーションの小笹さんからハガキが届いていた。

年賀状は既に頂いているので寒中見舞いではないだろうし・・・と思って見てみると、僕が20代の頃に働いていた「オーディーエス」というコンサルティング会社「ライフスタイル・マーケティング戦略事業」と「コーポレートコミュニケーション戦略事業」を譲り受けることになったということが書いてあった。

両事業を譲り受けることにより、リンクアンドモチベーションは、従来の組織戦略、採用戦略、プレイス戦略に加えて、ブランド戦略までを含めた「トータルコンサルティングサービス」を提供していくらしい。

コンサルティング会社というと、マッキンゼーやBCG、アクセンチュア等の外資のトップティアーのプレゼンスが圧倒的だが、船井総研のような中小企業に特化したコンサルティング会社や、BCGをスピンアウトした方々が創業されたコーポレートディクレション、そして、小笹さん率いるリンクアンドモチベーションや僕がお世話になったオーディーエス等、それぞれに「独自性」を持ったユニークな会社がたくさんある。

その中でオーディーエスは以前のドル箱のひとつだったライフスタイルマーケティング戦略コンサルティング事業(僕が在籍していた部署)とコーポレートコミュニケーション戦略事業をリンクアンドモチベーションに営業譲渡し、現在の主力事業である「サードエイジ事業(シニア層を対象とした事業)」やグローバルマーケティング事業、調達・購買コンサルティング事業などに経営資源を集中するという。

リンクアンドモチベーションは、小笹さんがリクルート時代から一貫して手掛けてきた「採用や組織」というドメインをより一層強化するために「ブランド戦略(小笹さんの狙いはコーポレートマーケティングだと思う)」の機能を持つということだと思う。

コンサルティングファームという「労働集約」的なドメインにおいても、文字どおり「選択と集中」が行われているということと理解している。

というよりも、労働集約的だからこそ「選択と集中」が必要なのだろう。