J-POP

20代の頃は「洋楽一辺倒」で邦楽は殆ど聴かなかったが、30代になってからは、少しずつ邦楽を聴くようになった。

学生の頃は、ブラックコンテンポラリーが好きで、レイパーカーJr.やLL Cool J、EWFあたりをよく聴いていた。社会人になってからも、その傾向は変わらず、ベイビーフェイスがプロデュースするアーティスト等がお気に入りだった。あとは、アシッドジャズが好きで、Brand New Heavy’s やミシャ・パリスなんかを聴いていた。

それが結婚して暫くしてからだろうか。急速に、洋楽を聴かなくなっていった。

結婚するまでの僕は、家にいる時はテレビは殆どつけず、FMラジオを流していて、新しい楽曲の情報源にしていたのが、僕の妻は「テレビッ子」で、彼女のために仕方なく、FMラジオの代わりにテレビをつけるようになった。

それで少しずつ、洋楽の最新事情から疎くなり、そのうち、殆ど洋楽は聴かなくなってしまった。CDは400~500枚ぐらいはあると思うが、それらの大半は結婚する前に買ったものである。

洋楽を聴かなくなったことと直接の関係があるわけではないが、ここ数年は「邦楽」いわゆる「J-POP」と言われる曲を聴くようになった。

それは、妻の影響も少しはあると思うが、最も大きな影響は、古くからの友人である佐藤 裕氏のように思う。

彼は、自分の会社を経営し始めて、かれこれ10年近くになるが、ウェブサイト構築や映像製作、最近は、ウェブアプリケーションの開発等の仕事をしている。

その彼とは、ここ5~6年、定期的にゴルフに行っているが、彼の車で行くことが多く(2年前まで僕は車を持っていなかった)、車中でよくかかっていたのが「J-POP」だった。

彼は職業柄、流行りの曲には極めて詳しい。

それまでの僕は、J-POPを聴くなんていうのは極めて「ミーハー」でカッコ悪いことだと考えていたが、そういうステレオタイプな考え方こそ、頑固でカッコ悪く、自分の可能性を狭めているような気がしてきて、自分から、いわゆる「流行りもの」の邦楽を聴くようになった。

話しは変わるが、先程、初めて、iTunes Music Store で買い物をした。

購入した曲は、「BoA: Winter Love」「平原綾香: Jupiter」「村治佳織:アルハンブラ宮殿の想い出」の3曲である。

僕のPCは「MacBook Pro」で、このエントリーも、iTunes でそれらの曲をかけながら書いている。

便利な世の中になったことを実感すると共に、iTunes のインターフェイス(GUI)がメチャクチャカッコ良く、やはり、マックは違うな!!!と思った。

僕は、やはり、効率(ウィンドウズ)よりも、創造性(マッキントッシュ)的な方が好きだ。

そして、そういう生き方をしていきたい。

追伸:先週の金曜日、裕と久しぶりに食事をしたのだが、その時に彼から「(友人達の)中には平石のことを『ドンキホーテ』のように思っている人もいると思うよ。なんでわざわざ3度も起業するわけ?ってさ。でも、起業家なんでしょ!!!(笑)」と言われた。好きで苦労をしているわけではないが、それ(不器用な生き方)しかできないし、それが僕の本質なんだろう。ここまできたら、それを極めるしか・・・ない。久しぶりに裕と会って、勇気をもらった。