「相模原の中学校」での授業と「慶応大学ビジネススクール」での講義。

今日はこれから、タイトルのとおり、ダブルヘッダーでの講義がある。

相模原の中学校での授業は実現しかかったことがあるが、キャンセルになった経緯がある。今回は、別の中学校からの依頼である。あるNPOの方がコーディネイトをして下さっている。

大学や大学院での「講義」は何度か経験しているし、僕に依頼が来るのは「起業」をテーマにしたものが多いので、自分自身の経験を踏まえて話しをすればよく、それほど大変なことではない。

しかし、中学校の「授業」となると、さすがに勝手が分からず、少々緊張している。

今の子供達はとても現実的で「夢は夢、現実は現実」と割り切っている傾向があるらしく、その彼らに対して、強く想い続ければ(もちろん行動を伴って)「夢は叶う」ものだということを、数々の「失敗談」を交えて、熱く訴えて欲しいとリクエストされている。

そういうことであれば、自分自身の「挫折経験」をもとに、何故、頑張り続けてこれたか?(いるか?)について話せばよく、やはり、地で行くのが良さそうである。

ところで、英語で「Diversification(多様化)」という言葉がある。

僕が20代の頃に働いていたコンサルティング会社では、長年に渡り「日本人の価値観分析」を行っており、これからの日本社会は価値観の多様化が進むということをクライアントに言い続けていた。

当時の議論は「多様化する消費生活」に対して、企業として、どのように対応すべきか?(コンシューマ・マーケティング)というものだったが、ようやく、「生き方やキャリアデザイン」という領域においても「Diversification(多様化)」が起きつつあると感じている。

そして、今、中学生や高校生の彼らにこそ、そのことをよく理解して欲しい(必要がある)ということだろう。

父親歴「1年」の未熟者ではあるが、未来の日本社会、そして、世界を担う10代の彼らに対して、少しでも「勇気と自信(Dream & Vision)」を持つ「きっかけ」を提供できれば幸せである。