井の頭公園

昨日(日曜日)は、悠生を連れて、久しぶりに井の頭公園に行った。

悠生を連れて行くのは今回が初めてだったが、日頃、東京のど真ん中で暮らしているせいか、井の頭公園の緑や池は新鮮だったようで、キョロキョロと周囲を見渡していた。

僕らは結婚して最初の数年間は久我山に住んでいた。

久我山生活の最後の頃はとても貧乏で、時間はたっぷりあるがお金がない生活をしており、久我山から2駅ないし3駅電車に乗り、井の頭公園に行っては時間を潰すということをよくしていた。

当時は、将来に対する不安が先立ち、井の頭公園に足を運んでも、その緑や池を心から楽しむことはできず、ましてや、その何年か後に自分たちの子供を連れて散歩に来ることなど考えたこともなかった。

そんな井の頭公園を、昨日はとても幸せな気持ちで散歩をした。

今の生活は、新しい会社を立ち上げたばかりで、決して安定しているわけではなく、インタースコープの頃と比べれば、むしろ、経済的には厳しくなっているが、それでも、将来はきっと上手くいくと思えている。

きっとそれは、心の底から自分が信じていることをしているからだと思う。

話しは変わるが、今日は、ジースタイラスという会社が運営する「逆求人フェア」というイベントに参加してきた。

興味のある企業のブースに大学生が足を運んで説明を聴くというものではなく、企業側(採用担当者)が興味を持った学生のところに話しを聴きに行くというものである。

そこで出会ったある学生にアドバイスしたことは、強い自分になろうと頑張るのではなく、強い自分も弱い自分も含めて「ありのままの自分を受け入れること」ということだ。

半分ぐらいは自分に言っているようなものだった。

とても貧乏な生活を経て、億単位のお金を集���てインタースコープを立ち上げ、ある種のムーブメントを創り上げた後、再び、スクラッチから会社を立ち上げることにチャレンジしている今は、ありのままの自分を受け入れることが、だいぶできるようになった。

常に、こういう精神状態を保てるようになりたいと思う。