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ペット関連市場への新規参入

2008年10月Furpeace inc.設立 ~動物と安心して暮らせる明日へ~というビジョンの下ペットビジネスへの挑戦

池田徹平氏 池田徹平
Furpeace inc.代表取締役CEO
米系新薬メーカーの日本イーライリリー(株)において、2年間学術企画コーディネーター、6年間の新薬営業経験、2004年にはチームリーダーとして、新潟県のチームを率い、全国9位の営業成績。
早稲田大学ビジネススクールMBA2年在籍

愛犬家

起業の背景


自由と解放を求めていたと思います。
8年間のサラリーマン生活では得られなかった自由、さらには、社会へ何か還元できるのではないかという想いが起業を志した根本的な理由ではないかと考えます。あとは、自分の思っていることを形として創造し、社会に対して表出して、それが社会の役に立っているということで認められたいという、ある意味での自己顕示欲があるのではないかと思ったりします。

ペットビジネスに着目した理由


基本的に犬が好きなんです。小さいときから犬を飼っていて、今は4年前からプードルを飼っています。私が家に帰ると愛犬の「もか」が、猛ダッシュで出迎えてくれてすごく癒されるんです。MBAに入る前に、「もか」のためのビジネスで何かできないだろうかと考えたのがきっかけです。

ペットビジネスのリサーチを進めていくうちに、日本では遅れているが、欧米では成功した事例があることを知りました。そこで、自分が今回のペットビジネスを成功させることによって、日本のペットビジネスを欧米の水準にもっていけるのではないかと思いました。
もか
池田氏の愛犬「もか」



例えば日本では、年間約15万頭以上の犬がシェルターで、安楽死という名のもと抹殺されている現実ですが、ヨーロッパでは、徹底した犬の登録制度や飼い主の資格制度等、インフラの整備によりそのようなことを防いでいます。また、ヨーロッパではペットのしつけもよくできており、電車にもレストランにも入れます。

日本では、犬の数が年々増えてきた一方で、インフラの整備が遅れていると思います。そこで、ペットに必要とされているインフラを、自分たちが創ってあげればいいのではないかという考えから今回のビジネスに着目しました。初めは、獣医療業界でのビジネス展開を考えたのですが、そこに直接参入するにはハードルが高いということがわかり、まずは、ネットを使って、飼い主が楽しめるビジネスから入ろうと決めました。

欧米で既に実現されている、"楽しく、進んだドッグライフ"をネットとリアルの融合により、飼い主にコンテンツとして提供することによって、日本を欧米の水準に近づけていけるのではないかと思っています。さらに、しつけ、資格制度、共同飼育を手がけている機関と連携して、自社のウェブサイト『doglogr』でインフラ整備に貢献するサービスも展開して行こうと思っています。

初期のサービス展開において、真にビジョナリーなペット関係の企業さんと組むことによって自社ウェブサイトの信頼性を確保し、将来的には、ルールがなくペットが言葉を発しないため、皆が触らなかった当業界の不透明なダークサイドも是正し、風穴をあけたいと考えています。

ペット関連市場の現状


2006年の犬の飼育数は、1,208万9,000頭(登録犬)と推定されており、登録犬以外を含むと、こども人口(15歳未満人口)1,700万人強(『平成18年 人口動態統計(確定値)』より)を上回るといわれている。このペット人気の背景には、ストレス社会、物質的欲求から精神的充足を求める生活観・価値観の台頭、核家族化・一人暮らしの増加等、つまり、『ペットに癒しを求める』『家族の一員として"共に暮らす"』といった社会的環境の変化も影響していると池田氏はみる。


※上記クリック拡大参照

『2007ペット市場の最新市場動向』(矢野経済研究所)によると、2002年以降、ペット関連総市場はやや拡大傾向にある。池田氏は、1兆900億円のペット関連総市場のうち、約30%を占める『ペット関連サービス・支援サービス』市場が、総市場の中で今後大きな成長を見せるものと予想しており、ネット、SNSやその他ITを駆使した会員制ペットビジネスに勝機を見出した。



※上記クリック拡大参照

ペットをテーマとした人気ブログ、『チワワとトラ猫』をご存知だろうか。同ブログは、『人気ブログランキング』の『ペット(犬)ブログランキング』で、第1位にランクされており、週間IN約150,000、月間IN約670,000を記録している。

Furpeace inc.の初期サービスはSNSをベースとして運営される。ペットをテーマとした主要SNSとしては日本には、ペット向け医療サービス事業を手がける株式会社ベッツホールディングスが運営する『だいじょうぶ?マイペット』(会員数約40,000人)、犬の親戚探しとご近所探しにフォーカスした『チワワドットコム』(会員数約6,000頭)、WEB制作やインターネットビジネスの立案・運営等の事業を手がける株式会社エス・ケー・コーポレーションが運営する『d-locomica』(会員数約3,000頭)等が存在する。

しかしながら、ペットを対象としたインターネットサービスを主たる事業ドメインとし、飼い主視点ではなくイヌ視点の情報交換にフォーカスし成功した犬専門SNSの事例は、日本では未だ無い。

一方、欧米では、2004年1月設立以降現在までに約40万頭の会員数、1日の新規登録数700頭を有する米『Dogster』や、犬の福祉団体が運営し、Yahoo!UK&IrelandのWebsite Awards SNS部門を受賞した英『DoggySnaps』等が犬専門SNSの成功事例として挙げられる。池田氏は、特に『Dogster』に注目しており、同サイトの成功要因と分析している、「徹底した犬が主役の演出」「飼い主による犬自慢コンテンツ」「写真の充実」さらには「効率的なサイト運営体制」といった要素を自社サイト『doglogr』に取り入れつつ、「デザイン性/演出力」「テクノロジーを駆使した最新コンテンツの提供」「ウェブとリアルの連動」といった競合との差別性を打ち出し、サービス開始1年間で、3万頭の登録数を目指す。

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