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本間毅氏vol.3

「組織で働く」ことの意味。

本間さんは、こんな話もしてくれた。

「大企業の中で、どこが自分を主張すべきところで、どこが引っ込めるべきところかは、実はすごく簡単で、自分がこの会社の経営者だとした時に、何をやるべきかというプライオリティをつければいい。そうすると、限られたチャンスに自分がどういうカードを切るかというのが見えるんです。合っているかどうか知りませんよ。でも、考え方としてはそうです。例えば、みんなに反対されると分かっていても、そのプロジェクトを貫かなければいけないという話になるとする。なぜそうなるかと言うと、どうやったら会社のためになるか考えて、必要だということだったら、それはもうやるしかない。上司が喜ぶからとか自分がやりたいからとか、そういうことは理由にならない。もちろんやりたいことであって欲しいけど、『これをやれば他の誰よりも会社の役に立てる』ということが見つかった場合は、やるしかない。なおかつ、それが自分にしか考えつかないユニークなことだったら、もうシメたもの」。
本間 毅 氏 <空白> 常々、他の組織はどうなっているんだろう?学びたいなとは思っていたんですよ。

チャレンジがダイナミックになる。

本間さんは、どのような環境にいても、常に、そこから何かを学び取ろうとする、非常にポジティブな思考の持ち主である。

その本間さんにとって、ソニーのようなグローバルカンパニーにいることのメリットのひとつは、「チャレンジがダイナミックになること」だという。それは「規模」でもそうだし、地域的に「グローバル」になるということでもある。

説得する人が多いとか、たしかに、「制約」はある。

しかし、モノは言いようで、「制限の多い、融通の利かない大企業です」と言うこともできるし、「制約はあるけれど、ダイナミックにチャレンジできるのが大企業です」という言い方もできる。そのダイナミズムの1つがグローバルということであったり、経済的な規模であったりする。

そんなふうに、本間さんは語っていた。

そして、「売上の80%が海外」というグローバル企業のソニーにおいて、自分が貢献できることを、どうやって最大化するかということを考えた時、本間さんは「アメリカでチャレンジすること」を選んだ。

本間さんにとってアメリカは、「未開の地」である。そのことを、こう表現していた。

「アメリカに行って今、感じているのは、これって起業と変わらないってことです。だって、『人脈ない、知名度ない、実績ない、部下いない』。会社だからファシリティはありますよ。だからどうにか頑張りなさいと」。

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PROFILE

本間 毅(ほんま たけし)

Vice President
Sony Media Software & Services
Sony Corporation of America

兼務

ソニー株式会社
コーポレートディベロップメント部
ネットメディア開発担当
チーフプロデューサー

1974年生まれ。中央大学在学中から起業し、1997年にWebインテグレーションを行うイエルネット設立。
黎明期のビットバレーやピーアイエム株式会社(後にヤフージャパンに売却)の設立にも関わる。
2002年、イエルネットの全営業権を譲渡し、2003年、ソニー入社。ネット系事業戦略部門、リテール系新規事業開発等を経て、2005年よりグループ内のネットメディア開発に携わる。社外ベンチャー企業との協業により、Web2.0やBlog/SNS系テクノロジの社内導入を推進する一方、ソニーグループのアセットを活かした新たなネットメディアとしてeyeVio(アイビオ)を立ち上げる。

2008年5月よりSony Corporation of America勤務。サンフランシスコを経て、現在はカリフォルニア州サンディエゴ在住。

連絡先:thonma [at] gmail.com (atはアットマーク)

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