***

HOME > 挑戦する生き方 > 2008年11月 > 伊佐山元氏vol.1

伊佐山元氏vol.1

バックアップ(退路)を切る。

エキサイティングなスタンフォードでの留学生活を送っていた彼だが、「企業派遣」による留学なので当然、興銀からは戻ってくることを期待されていた。

実は、その頃というのは、興銀が「みずほ銀行」になり、5,000人もいなかった会社が、いきなり「4万人」くらいの組織になる時だった。

「良いポジションを用意するから」という話もあったそうだが、「(スタンフォードでの)洗礼を受けた後は、日本の大企業に戻るというのはピンと来ないのです」となる。

もう一度、世の中を変えるようなベンチャーをやってみようと思っていたが、特に、何をするかは決めていなかった。

しかし、スタンフォードにいる間に、何十種類ものビジネスプランを書いていて、その中のひとつをやってみようと考え、銀行に戻ることは断った。

とは言え、何をするのかも決めていない彼に、人事部長は、「家族もいるのに、そんな滅茶苦茶なことを言っていいのか?」と、半ば呆れていたそうだ(笑)。

伊佐山元氏 <空白> バックアップを断ち切ったことで、自分のビジネスを立ち上げるという想いを深く考えることができるようになりました。

「とりあえず学生ビザはあと1年間あるので、アメリカに残って何かをしようと思いました。それで何もなかったら、日本に戻ってもう1回『みずほ』に就職活動をしているかもしれないし、違うところに就職活動しているかもしれませんが、とりあえずこっちで何かしようと思います、と。そのようにして『バックアップ』を切ったのですね。そうすると、食っていかなければいけないので、もっとフォーカスして自分のビジネスを立ち上げるという想いを深く考えることができるようになりました。その時、相談相手になってくれたのが、このDCMのパートナーのひとりだったのです」。

<< 最初へ < 前へ [ 1 ] [ 2 ] [ 3 ] 4 [ 5 ] 次へ > 最後へ >>

Backnumber バックナンバー

挑戦する生き方

江原理恵氏vol.2
江原理恵氏
最初の転機が訪れる。 さて、持ち前の「反骨精神」で数字を上げていた江原さんだったが、証券会社時代に
江原理恵氏vol.1
江原理恵氏
世界的な経済金融危機が続く中、数ヶ月ぶりに日経平均が1万円を超え、少し明るさを取り戻しつつあるか
塚田寛一氏vol.2
塚田寛一 氏
笠原さんとの出会い。 塚田さんにとって、イー・マーキュリー(現ミクシィ)やペイメントワン(現GMO

市場/事業レポート

歯科業界の現状
はいしゃは、歯医者?敗者?そして、、、 はじめに 今回のレポートは、歯科業界で、”ビジネス”とし
注目される牛乳販売店の機能
マーケティング・チャネルとしての牛乳販売店 牛乳宅配店への注目 インターネットを活用した新興流通
【全4回連載】ホットアフリカ。僕が見たアフリカの今 番外編
【番外編】私が愛したケニアの人々とその生活

PROFILE

伊佐山 元(いさやま げん)

東京都出身。1973年生まれ

東京大学法学部を卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入社。
行内留学でスタンフォードにてMBAを取得。その後、全米ベンチャーキャピタル・ランキング「TOP10」に名を連ねるDCMに転じる。
現在は、同社のパートナー(共同経営者)のひとりとして、日本および中国マーケットを担当している。

これまでの取り組み
アスリブ
ライフネット生命
magis
社長ブログ