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保坂高広氏vol.1

ジム通いの毎日。

「日曜日以外は毎日ジムに行って、夜も走っていました。練習が終ってからですね。それか朝。学校に行く前に走って、学校に行くと、みんなは缶ジュースを飲んだりして談笑していましたが、僕は授業が終るとすぐにジムに行った。家に帰ってご飯を食べて、でも、1時間ぐらい休まないとお腹が痛くなっちゃうので、1時間ぐらい休んでから走ってと、そんな生活をしていました。元旦も走ってましたよ(笑)」。

最初は、なかなか上手くならず、「どうやってプロになるんだよ?やっぱり、なれるわけないよな」と思っていたらしいが、「いや、俺ならできるかな」と自分に言い聞かせているうちに、どんどん強くなっていった。

「自分でやった分が結果に結びつくのがボクシングの楽しいところ。サッカーをやっていた時は、点を入れられたら、キーパーを責めたりしていたんですけど、(ボクシングは)殴られて鼻血がブーブー出ても、自分の練習が足りないだけ。自分の責任なのでどうすることもできないし、練習するしかないと思いました」。

保坂高広氏 <空白> ボクシングって、何で疲れるって、『恐怖心』で疲れるんですね。

「普段しゃべっている人でも、リングに立つと顔が別人になるんです。スパーリングって、物凄い恐怖心があって、その『恐怖心』でスタミナがどんどん削られていく感じなんですよ。何で疲れるって、『恐怖心』で疲れるんですね。それも楽しいんですけど」。

さて、そんなふうにボクシングというものと格闘していた保坂氏だが、いよいよプロテストを受けることになる。

「(大学を)卒業する前、3月14日に落ちたんですよ」。

ボクシングにはバンテージという、拳に巻くものがあるが、それはいつも練習前に丸めておかないと上手く巻けないらしい。それを毎日、丸めてくれていたのが、ボクシング好きのお祖母さんだった。

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PROFILE

保坂 高広(ほさか たかひろ)

1979年生まれ。東京都出身。神奈川県横浜市にて育つ。

法政大学国際文化学部在学中より、ボクシングを始める。大学卒業後、2003年4月、住友商事のグループ会社に就職。
多忙な毎日を送りつつ、ボクシングジム通いを続ける。
2003年11月、2度目のチャレンジで見事に「プロテストに合格」。スーパーフライ級(52.16kg)のプロボクサーになる。
2005年3月に住友商事のグループ会社を退職。2006年4月より早稲田大学MBAに進み、2008年3月に修了。
現在は、自ら起業した会社の他に、父親から受け継いだ会社を含め、3社の経営にあたっている。

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