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津田全泰氏vol.1

将来は、インターネットで起業!!

「コンピューターに力を入れている」ということも、津田さんがSFCに進学した理由だった。

SFCに進学した当初の津田さんは、就職に関しても明確な考えがあったわけではなく、商社などの大企業に入るか、公認会計士などの資格を取るぐらいの考えしかもっていなかったそうだ。

しかし、インターネットの存在を知り、また、アメリカでは、自分と大して年齢の違わない「大学院の学生」が、Yahoo! やネットスケープ等のネットサービスを開発し、それが世界中で使われており、尚且つ、会社は上場し、創業者である彼らは「大きなお金」も得ているという現実を知り、「若くして、世界中の人々に良いサービスを提供でき、しかもお金も得られるのは素晴らしい。いずれは、ネットで起業したい!」と思うにようなる。

インターネットに触発された彼は大学2年生の時、スタンフォード大学での「語学研修」に応募し、約1ヵ月間、シリコンバレーで過ごす。当然のことながら、1ヵ月で英語が身につくはずもなく、彼は日本から持っていった「日本語で書かれたシリコンバレーの起業家の本」を読んでいたという。

でも、「起業家精神」はしっかり感じ取って帰国し、「絶対に、ネットで起業しよう!!」と、よりいっそう、起業に対する想いを強くした。
津田全泰氏
インターネットとの出会いは、津田さんの人生を大きく変えた。
当時のことを思い出しながら、
とても丁寧にインタビューに答えてくれた。

さて、そんな津田さんにも、他の大学生と同様に、「就職活動」の時期がやってきた。

1998年1月、インターネット以外に経営学にも興味があった彼は、システムインテグレーターやI.T.系のコンサルティングファーム等を受けていた。

当時は、就職活動がネット化する前の最後の時期で、リクルートから就職活動の「本」が送られてきたが、その中には、ネットビジネスの会社は1社も載っていなかった。

4月になり、ある外資系のシステムインテグレーターから内定をもらい一息ついた津田さんは、自分が思い描いていた「ネットで起業」という夢を実現するには、当時の就職活動の路線は最適ではないことに気づき、就職活動をもう一度、やり直す。

「(就職活動中に)今のグリー(GREE)の田中君と知り合って仲が良くなりましたが、当時、彼と『何かやっぱり、俺たちが好きなインターネットと、こういうシステムインテグレーションって全然違うよね』という話になった。だって、システムインテグレーションってB(ビジネス)向けじゃないですか。ネットって、C(消費者・ユーザー)向けが多いですよね。『自分たちはCとして使っていて便利だと思ったのだし、Cに向けてサービスを提供するというのが、インターネットで初めてできるようになったことなんだから、やっぱりそういうところに行かないとダメなんじゃないの?』と。それで、就職活動をもう一回やり直したんです。ちゃんと真剣にネットでC向けのサービスをやっているところにしようといって見つけたのが、ヤフーと、たまたま新聞で知った楽天でした」。

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PROFILE

津田全泰(つだ ぜんたい)

1976年生。群馬県桐生市出身。

慶應義塾大学総合政策学部在学中に8人目のメンバーとして楽天株式会社に入社。楽天市場では、出店営業、広告企画、システム開発を担当。2001年には楽天トラベルの立ち上げとして、業務構築からシステム開発まで幅広く担当。
2003年10月にフォートラベル有限会社を設立し、2005年1月に株式会社カカクコムのグループに参加。
2008年1月に株式会社ヨセミテを創業し、同社代表に就任。

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