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江原理恵氏vol.2

「人生の決断」を迫られる。

江原さんにとっての「21レディ」の魅力は、半年毎に新しいプロジェクトを立ち上げるという、成長性とスピード感とそのボリュームの大きさだったらしいが、上場準備に差し掛かり、新しい動きが制限されるようになってしまう。思うように投資も進んでいなかったこともあり、「実業」で自分が直接、身体を動かす現場に行こうと思い、彼女は退職を決意する。

その時に声をかけてくれたのが、ウィルキャピタルという独立系ベンチャーキャピタルの創業メンバーである影山さんという方だった。

「実業に行くつもりだったのですけれど、何も決まっていなかったですし、21Ladyの時は、女性の感性みたいな女性の声や顧客視点が提案ベースになっていて、ロジカルに説明したりとか、説得力のある資料を作ったりということができなくて、ウィルキャピタルなら、そういうところも一から勉強できるかなという気持ちもありました。自分が思っていたような方向とは、まったく違う仕事にばかり就いてきたんですよね・・・」。

江原理恵氏
「ウィルキャピタルは、卒業(退職)後もお世話になっている
素晴らしい会社です」。

さて、そうやって転職したウィルキャピタルも、江原さんは1年で卒業してしまう。

「アーリーステージのベンチャー企業への投資となると、当然のことなのですが、5~6年というレンジで関わっていかないといけない。一方、ひとつの事業を立ち上げるには最低でも3年はかかるでしょうから、女性として、結婚や出産を考えて遡って計算すると、30歳までには起業する必要があるとも考えていました。もちろん最初はある程度勤務するつもりで入社しましたが、27歳になってから急にそのことが気になるようになりました。

また、投資先の経営者の方から『江原さん、将来どうしたいの?』みたいな話の時に、『いずれは・・・』みたいな話をするじゃないですか。すると、『投資してもらってパートナーとしてやるんだったら、ずっと一緒にやってもらえる人がいい』と言われたこともありましたし、投資後に1~2年だけやって辞めたりするよりも、まだ、投資実行が半ばのうちに辞めたほうがいいと考えました。

結局、社長の古我さんの計らいで一部の担当案件には継続してかかわれるように、非常勤スタッフとしてウィルキャピタルにも残していただいて一旦、常勤を卒業するような形で私を送り出してくださいました。今でもウィルキャピタルの皆さんには色々とお世話になっており、とても感謝をしています(今もウィルキャピタルの非常勤スタッフです)」。

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PROFILE

江原 理恵 (えはら りえ)

1977年生。広島県福山市出身。

立命館大学卒業後、証券会社に就職。「新人賞」を受賞。その後、上場前の「21 Lady」に転職し、リテールビジネス専門の企業再生投資ファンドの運営に携わる。
その後、独立系ベンチャーキャピタルのウィルキャピタルに転身し、投資対象となるアーリーステージのベンチャー企業の発掘を担当。
2005年、アールイーを設立し、代表取締役社長に就任。現在に至る。

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